数年後にこのブログを見返したときに、「そんなこともあったなぁ」、くらいに思うための超個人的な備忘録です。
新型コロナウィルス感染症対策にあたっての環境の変化について(自分向け)です。
2月27日
テレワーク体制スタート
スタッフで共有しているテレワーク業務報告書を見る限り、2月27日には輪番的にテレワークがスタート。
最初は「まあこんなご時世だし形だけでもやっておくか」、くらいのノリでした。
都内では7月オリンピックで通勤が難しくなるだろうということもあって、それに備えた練習、といった感じでもありました。
基本的には家にある自分のPC、ネット環境を使って仕事をするというもの。
うちのチームは特に問題なくという人が多かったです。(一部ネット環境悪くて仕事にならん的な人もいますが、どうしてるのかは不明)
ただ、作業の関係上やはり出社して、現場でないと絶対に無理なものもあって、最初は自分が担当の日とテレワークが被らないように調整しておりました。
3月3日
テレワーク体制第二段階
テレワークが始まってから数日後、感染者や死者も増え始め「なんかやっぱりこれちょっと大変な事態なのではないか?」というような空気になりつつあります。
なので「テレワークが出来る人は原則テレワーク可能(強制じゃないよ)」という第二段階になりました。
私は基本的に、週の半ば以降に、前述した現場でないとできない作業が発生するため、月・火にテレワーク、水・木に出社して、作業が落ち着いていれば金曜もテレワーク、という計画を立てました。
同じ班のスタッフたちも、平日5日間勤務の内、基本的には2日は出社、3日テレワークという形で落ち着いていたようです。
共同作業することが少ないので、各自自由に自分の都合で予定を入れていました。ただ、班の人間が1人もいないという状況は避けようというルールがひとつだけありました。
その体制が3月25日まで続きます。
この日は、都知事から「外出自粛要請」の会見が行われた日でした。
部内への一斉メールで、3月26日以降、出社しての作業がどうしても必要な人以外は、原則出社しないように、出社する人は連絡するように、とのお達しがでます。
ここで私は「ああ、作業があるから行かなきゃな」と思い出社する必要があることをメールで返信。
その後、上司から「その作業は私がやるので、それ以外に作業が無いようなら来なくても大丈夫です。」と返信があったにもかかわらず、翌日(3月26日)出社するまで気付かないというミスをかまし普通に出社…。かなしい。
ただ、作業が終わったら帰って良し、ということで、やることをとりあえず済ませて帰宅。
3月27日
テレワーク体制第三段階
3月27日以降、出社する必要のない人間は原則出社不可。
私の担当だった現場の作業環境が必要な作業も、上司(同じ仕事をしていたチームだったので)が肩代わりで簡易的な形で対応。
それも、従来は2~4日かけて作業していたものを、関係各所に調整していただき、出社部分は1日ですべて終わるように。出社の必要のない部分はテレワーク組が対応、といったイレギュラー体制に変更。
WEBやデザイン類を担当する我が班は、社員である上司以外、基本的には出社せずに済む形が完成。
4月7日
緊急事態宣言発出
とはいうものの、うちの部署は既にほぼ完全テレワークに移行していたので、特に変わりなく。
ただ、オフィスの入っているビルの警戒態勢が厳しくなるなどの連絡は時折入ってきます。出社しないので特に関係はなのですが。
もともと整っていたからできたこと
- WEB班はもともと自宅にPCとネット環境を持っている人が多かった
(一部ギリギリ用意できた。ナイスタイミング。) - Microsoft Office 365を利用し始めて数か月経っていた。
(リテラシーの低い層もなんとなく使い方を理解していた。) - デザインツールが必要なメンバーにAdobeCCのコンプリートプランが付与されていた。
(1アカウントで2台まで使えるので、職場PCと自宅PCにインストール可能。)
1. もともと自宅にPCとネット環境を持っている人が多かった
個人の環境なので出来ない人は出来なくて仕方ない。おそらくもしできない人がいたらその人優先で数少ないリモート用PC(低スペック)が貸与されていたんだろうな、とは想像しますが、そういった事態にならなくて済むくらい、ちゃんと環境を自分で整えられる人が集まっていた、ということですかね。
まあ、WEBの仕事をしに来てるんだから、自分専用PCがあって当然なのでは…と私は思いますが…家庭環境は人それぞれなので…。
2. Microsoft Office 365を利用し始めて数か月経っていた。
メールでのやりとりって、ものすごいラグくて負担だと私は思うのですが、以前から部内の業務やり取りをTeamsで行うようにしていたことが良かった点だと思います。
「了解しました」だけの内容をメールで送ろうとすると、宛名を書き、「お疲れ様です。〇〇です。」と名乗り、「〇〇の件、了解いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。」と内容を書き…。
それが本当に嫌いで…!!笑
なので、Teamsになってから、特に内容の無い「了解です!」くらいの返信に関しては、部長であろうとTeamsに備わっている「リアクション」で返すようにしています。
感謝や謝罪が必要なときはもちろんチャットでお返事いたしますが、確認を頂きたいときに、こちらが「確認お願い致します。」と打ち、その返信が「確認しました!」の時は、もうリアクションでいいんじゃなかろうかと。
少なくともうちの部署はそれが許されているので、よかったなぁと思います。
それと、O365を使っていてよかった点がもう一つあるのですが、OneDriveで1TBのクラウドが使えること。
出社しているときに、テレワークに備え、とりあえず作業につかっていたフォルダをまるごとOneDriveに投げ込みました。笑
それでも、足りないものなども出てきたりしますが…、それは仕方ないので出社した人に頼むか、持っている人に貰うか、初めから作るようにしています。
初めから作る必要のあるものもそんなにないし、難しいものでもないので全然大丈夫な現状です。
3.AdobeCCのコンプリートプランの契約をしていた
まあ当然といえば当然なのですが…。
もし古いCSとかを使っていたら…と考えると寒気がします。
家でPhotoshopもIllustratorもAdobeFontsも使えるのは重宝しますね。
外出自粛中の過ごし方
テレワークをしている理由が「#おうちですごそう」なわけなので、家から出てしまっては意味がない。
えこ家は普段からあまりお出掛けに積極的ではないので、特に普段と変わらない、というより通勤が無くなった分充実した日常を送っているような気さえします。笑
食料品を含む生活必需品は、週に1度程度、駅前の大型スーパーへ自家用車で行っています。
その他、急に必要になったものや買い忘れたものは自宅から徒歩圏内にある小型のスーパーや、コンビニ、ドラッグストアで購入。
なので、本当に家から出るのは30分~1時間程度を多くて週に2~3回。
あとは、テレワーク中は各自PCに向かい、暇なときは暇を持て余し、どうぶつの森で島を開拓しています。
ああ、我が家の構造も、テレワークをする上では良い部分ですね。
各自バラバラにネットゲームをするので、PC部屋を分けているのです。
バケツの部屋は個人部屋、私のPCは寝室(といってもリビングと地続きの畳部屋)に。
お互い別の人と通話しますし、別のゲームをしますし。
なので、仕事中も別の部屋にいることになるので、特にストレスを感じることもありません。
あとはお互いお腹がすいたら連絡取り合うか、バケツが勝手に出てくるか。
「おお、もうそんな時間か」と私は食事の支度を始めるのです。
通勤することがなくなり、満員電車の人間たちとの接触減。
100人くらいいたオフィスへの出勤もなくなり、同僚たちとの接触も減。
毎日バケツとしか顔を合わせない日々なので、私個人の感染リスクはかなり減少していると思います。
「人との接触を8割減」を目指して生活しましょうなんて言われておりますが、8割以上減らせているんじゃないかなと思います。
通勤しないだけでこんなにも人と関わらない生活になるんだなと思い知らされました。
いやぁ、ストレスフリー。今後もこのままでいいです。このままがいいです。
おそとこわい。
余談ですが、都心から離れた実家に住んでいるときは、そもそも電車にも乗らないし、通勤も車で、同僚も3人とかだったので、その生活をしていたら、「8割減らす」のは難しいよな~と、ふと思いました。
だって分母がそもそも少ないんだから…。普段から家族と同僚としか会わない生活してたら、もう部屋からでてこないで1人で過ごすくらいしかできなくなっちゃうよね。
やるべきことはできているという自負
極力家から出ず、
体温を計り、
外に出るときはマスクをし、
いろんな人が触っていそうなところには触れないよう気を配り、
そのまま顔を触らずに気を付け、
家に帰ったら手洗いうがいをする。
やってることはこれだけなんですが、テレビとかでも「私たちはなにをすればいいのか?」という質問に答えられることのすべてなのではないかなと思います。
それでもお仕事などで外出しなければならない人も多く、逆に仕事が無くなってしまって困っている人もいる。
そんな中、仕事が続けられ、尚且つ家から出ないで済んでいる現状はとても運のいいことなんだろうな、と思います。
どうぞ、外出しなければならない人は、本当に気を付けてください。
空気感染は基本的にしないものだと聞いているので、「外のものに触れた部分」に気をつけてください。
電車のつり革、手すり。エレベーターのボタン、ドアノブ、トイレの取っ手や便座の蓋など…。
ものに触ったあと、そのまま食事をしない、そのまま顔を触らない、人とものを共有しない。
恐らく耳に胼胝ができるほど聞いたかもしれませんが、私たちが出来ることってそれしかないです。
私は外出しなければならない人に迷惑をおかけしないよう、おうちでじっと収束をまつこととします。
「そんなこともあったなぁ」といえる近い未来が来ますように。